アンジェリーナ・ジョリー氏の新作の映画が日米双方の波紋を引き起こしている。映画『アンブロークン』は、ローラ・ヒレンブランド氏のベストセラー小説を映画化したもので、第二次世界大戦中に日本軍の戦争捕虜となったアメリカ人のルイス・ザンペリーニ氏を主人公にしている。 映画の中では、ザンペリーニ氏が捕虜中に日本軍に受けた虐待が描かれているが、さらに原作では「捕虜たちが焼かれたり、人体実験で殺されたり、人食いの風習で生きたまま食われたりした」と描写されていることが問題視され、配給元のユニバーサル・ピクチャーズ社が日本での公開を思案している。 このことを受けて海外メディアは、「そういった行為は日本が過去から学ぶ機会を奪うものだ」「日米双方ともに過去から学ぶべきだ」「過去の否定は真の和解の妨げになる」と指摘している。 ◆「自らの過去から学ぶべき機会が奪われている」 FOXニューズに、『アンブロークン』の日