プログラミング言語の経験がある人がJavaScriptを覚えようとすると、「あれ? なんか違うぞ?」という経験を何度もするのではないでしょうか。どうも配列は自分の知ってる配列っぽくないし、オブジェクトもオブジェクトっぽくない。 本書「プロになるためのJavaScript入門」はそうした、ある程度のプログラミング知識を持つ人のためのJavaScript入門書としてとてもよく書かれています。以下の一文は、JavaScriptの文法を解説した第2章の冒頭に書かれたものです。 JavaScriptの文法要素は単純に見えて、深く掘り下げていくとまったく違う姿を現すということがよくあります。たとえば、スコープの実体はオブジェクトですし、メソッドは関数です。また、関数は突き詰めるとオブジェクトで、さらにクロージャという側面も持っています。このように、JavaScriptの文法の学習とは「Aだと思った?
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