地上からとらえた国際宇宙ステーション。4組の太陽電池パネルが見える=2009年4月3日午後5時9分、北海道陸別町立銀河の森天文台提供 北海道陸別町の町立銀河の森天文台は3日夕、若田光一宇宙飛行士(45)が日本人として初めて長期滞在している国際宇宙ステーション(ISS)を地上から撮影した。若田さんが取り付けた最後の太陽電池パネルを含む4組のパネルが映り、ほぼ完成形になったISSをとらえた。 口径115センチの反射望遠鏡に取り付けたビデオカメラを使用して撮影した。午後5時10分ごろから約5分間、上空約400キロを北西から南東へ通過するISSを追尾した。まだ空は明るかったが、頭の真上近くを通過するという好条件だった。天文台はこれまでもISSを撮影しているが、「最も鮮明に映ったのではないか」としている。 天文台には昨年末、若田さんから「地球人の世紀へ」と書かれた色紙が届いた。筧伸浩主任(36)は「