asahi.com（朝日新聞社）：ブラームス「心の炎」再現 ノット指揮バンベルク響がチクルス - 音楽 - 映画・音楽・芸能ブラームス「心の炎」再現 ノット指揮バンベルク響がチクルス2009年9月26日 「マエストロと呼ばれるのは好きだよ。ストレスもたまるし、たまには褒められなくちゃね」と語るノット＝吉田写す 現在躍進中の中堅指揮者のなかで、古典と現代音楽を最も身軽に行き来している人かもしれない。ドイツを拠点にするジョナサン・ノットだ。首席指揮者を務めるバンベルク交響楽団を率い、１０月、東京でブラームス・チクルスに挑む。「肩ひじ張らず、０９年の今の僕のブラームスを演奏する」と語る。 社交するマエストロだ。瞬発力たっぷり。しゃべる速度も並ではない。ウィースバーデンやフランクフルトといったドイツ各地の歌劇場を率いた経験で「脳を高速回転させ、人を素早く束ねる技術を身につけた」という。 「いい楽団には必ず個性がある。音楽を通じ、それを互いに見つけあい、道をつくる。指揮者とオーケストラは一度出会ったら、この『２人』にしか
