10周年を迎えて、次の10年で目指すこと 2005年8月、自発的な問題意識を深める情報サービス「新書マップ」の開発チームを中心に、連想出版は設立されました。信頼できる情報を社会の公共財として育てることを目標に、研究者、編集者、ウェブデザイナーなどの専門家が集まり、従来の活字メディアがもつノウハウをネット空間の情報精度の向上に役立てようと挑戦してきました。これまで10年間の活動を振り返り、今後、私たちは何をなすべきか考えてみたいと思います。 ウェブの普及により膨大で多様な電子情報がいつでも利用可能になりました。しかし、信頼できる情報を得ることは相変わらず難しく、私たちが新しい発想を生み出すための情報を集めることは容易ではありません。連想出版はこの課題に引き続き挑戦していきます。情報技術については、国立情報学研究所連想情報学研究室の成果を活用します。人間が無意識に自分の記憶を探って関連情報を想
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