厚生労働省によりますと、29日、中国・湖北省武漢からチャーター機で帰国した日本人のうち、ウイルス検査に同意しなかった2人が、30日、検査を受けることを申し出たことがわかりました。厚生労働省は2人のウイルス検査を実施することにしています。
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安倍総理大臣は参議院予算委員会で、チャーター機の第1便で29日に帰国した人のうち、2人から検査の同意が得られなかったことについて「相当説得したが、法的な拘束力はないということで、残念ながらこういう結果になった。人権の問題もあり踏み込めないところもあるが、2便以降はかなり確かな形で確認をとっている」と述べました。 加藤厚生労働大臣は、参議院予算委員会で、新型コロナウイルスへの感染が確認された奈良の男性運転手と大阪の女性ガイドの2人が、中国・湖北省武漢への渡航歴などが無かったため、ウイルス検査の対象から外れていたことを受けて、今後の検査態勢について、「発熱と呼吸器の症状があり、かつ、武漢への渡航歴があったことを中心に見ていたが、今回のケースを考えると、まず武漢に行かれたことのある方と接触したという範囲に広げていく必要がある。対象の範囲をより広げて検知していく態勢をしっかり作っていく」と述べまし
スマートフォンで文字を入力する際に、画面と指が当たるごくわずかな音をAIで解析すると入力された文字を高い精度で推測できることが静岡大学のグループの研究で分かりました。グループでは新たなセキュリティー対策が必要になる可能性があるとしています。 グループでは、スマートフォンに文字を入力する際に指や爪が画面に当たってわずかに音が鳴ることに注目し、実際のスマートフォンで「0」から「9」までの数字をそれぞれ100回ずつ入力して、その際に出る音をAIに学習させました。 そして、実際に画面をタップしてその音から、どの数字を入力したのかAIに解析させたところ、95%以上の精度で正しい数字を推測することができたということです。 グループによりますと、スマートフォンの画面は内部の部品の取り付け方などで場所により音質や反響にわずかな違いがあり、AIはその違いからタップした位置を推測しているとみられるということで
「陽気で明るかった」「教師を目指していた」 昔の同級生や幼なじみに、ふと思いをはせることは誰にでもあると思います。『さとくん』もそんな風に友達に思い出される“普通の若者”でした。そんな彼が、どうして19人を殺害した『植松聖被告』になったのか。法廷で明らかにされた友人たちのことばから、その半生を追っていきます。(障害者殺傷事件取材班) 今から30年前の平成2年1月20日、小学校の教師の父親と、母親のもとに1人の男の子が生まれました。「聖」と書いて「さとし」と名付けられました。 その子はのちに事件の現場となる相模原市緑区の知的障害者施設「津久井やまゆり園」の近くで育ち、幼稚園から中学校まで地元で通いました。 3年半前、19人が殺害され、26人が重軽傷を負った事件の裁判。証人尋問が行われた5回目の審理と、弁護士が同級生や元交際相手などの調書を読み上げた6回目と7回目の審理では、植松被告が事件を起
松山市の20代の女性が誤認逮捕された問題をめぐり、警察が、逮捕容疑となったタクシーからの窃盗の疑いで、女性と同じアパートに住んでいた女を書類送検していたことがわかりました。 警察はタクシーのドライブレコーダーの映像などを根拠としていましたが、その後、捜査を進める中で、女性と同じアパートに住んでいた女が「写っているのは自分だ」と話したことなどから、誤認逮捕を認め、女性に謝罪しました。 警察は、盗んだのは女性と同じアパートに住んでいた女だとみて慎重に裏付けを進めていましたが、24日までに窃盗の疑いで書類送検したことが捜査関係者への取材でわかりました。 警察は容疑を認めているかどうかを明らかにしていません。 この問題で誤認逮捕された女性は当初から一貫して容疑を否認し、「自白を強要された」と訴えていて、警察に再発の防止を強く求めています。
内閣府が行った死刑制度に関する世論調査で、「死刑もやむをえない」と答えた人がおよそ8割に上り、このうち、「廃止すれば、被害者や家族の気持ちがおさまらない」という理由が最も多くなりました。 それによりますと、制度の存廃について、「死刑もやむをえない」と答えた人は81%だったのに対し、「死刑は廃止すべきだ」と答えた人は9%でした。 このうち、「死刑もやむをえない」と答えた人に複数回答で理由を聞いたところ、「廃止すれば被害を受けた人や家族の気持ちがおさまらない」が最も多く、57%。次いで「凶悪な犯罪は命をもって償うべきだ」が54%でした。 一方、すべての回答者に、死刑がなくなった場合、凶悪な犯罪が増えるか、増えないか、どう思うか尋ねたところ、「増える」が58%、「増えない」が14%でした。 また、終身刑を導入した場合の死刑制度の存廃については、「終身刑が導入されても、死刑を廃止しないほうがよい」
去年1年間に東京消防庁の救急車が搬送した人は82万人余りに上り、10年連続で過去最多を更新しました。高齢化が主な理由とみられ、必要な人に迅速に対応できるよう適切な利用を呼びかけています。 東京消防庁によりますと、これは、救急業務を開始した昭和11年以来最も多く、10年連続で過去最多を更新しました。 高齢化により救急車を必要とする人が増えていることが主な理由とみられ、搬送された人のうち75歳以上が28万6000人余りと39%を占めています。 一方、搬送先で入院を必要としない「軽症」と診断されたのは全体の54%に上ったということです。 東京消防庁は、必要な人に迅速に対応できるよう、症状が重くないと思われる場合はいったん相談用の専用ダイヤル「#7119」に問い合わせるなど適切な利用を呼びかけています。
去年1年間に従業員や経営者の後継が確保できないなど人手不足が原因で倒産した企業の数が、これまでで最も多くなったことが民間の調査でわかりました。 これは前の年よりも39社増加し、人手不足に関連した調査を始めた2013年以降で最も多くなりました。 原因別に見ますと、社長など経営者の後継が見つからなかった事例が270件と最も多く、全体の63%を占めています。 次いで、 ▽求人を出しても人手が確保できなかった事例が78件、 ▽従業員が退職や転職をした事例が44件、 ▽人件費が高騰して収益が悪化した事例が34件となっています。 業種別に見ますと、飲食店や介護・福祉などを含む「サービス業他」と「建設業」の2つで半数近くを占め、人手の確保が難しいとされている業種の倒産が目立っています。 調査した会社は「従業員の数が少ない小規模な事業者ほど人手不足が経営に直結している。アルバイトなどの人件費は高い水準が続
都市と地方との税収格差を是正するための新たな制度で東京都の税収およそ4200億円が来年度に地方自治体に再配分されることになり、総務省は人口減少や少子高齢化の進行が早い自治体などに重点的に配分する方針です。 これを受けて総務省は各地方自治体に再配分する額を決める際の基本方針を策定しました。 それによりますと、4200億円のうち半分の2100億円を東京都を除く各道府県に、残りを全国の各市町村に配分するとしています。 そのうえで地域社会の維持・再生に取り組む必要性が高い自治体に重点的に配分するとして、人口減少率や少子高齢化の進行率、それに過疎地に住む人口などを指標として、具体的な配分額を決めるということです。 総務省は今後具体的な計算方法などを決めて、地方交付税の一部として各自治体に交付することにしています。
音としては聞こえるのに、話の内容がうまく聞き取れない「聴覚情報処理障害」=APDと呼ばれる症状があります。専門家が過去14年間に診察した患者を分析したところ、「耳だけで指示を理解するのが難しい」という患者が半数以上で、仕事のミスが相次いで受診するケースが増えていることが分かりました。 聴覚情報処理障害=APDは、聴力は正常でも街なかなど雑音の多い場所では、一般の人が聞き取れる音や声が聞き取れなくなる症状です。 長年研究にあたっている国際医療福祉大学の小渕千絵准教授は、過去14年余りの間に大学のクリニックの専門外来を受診した、およそ120人の主な症状を分析しました。 その結果、「耳だけで指示を理解するのが難しい」と答えた人は52%と、全体の半数以上に上りました。 「電話の対応が難しい」、「注文を聞き取れない」など、仕事でミスが相次いで受診するケースが多く、20代や30代の人が増えているという
スマートフォンを操作するなどしながら車を運転する、いわゆる「ながら運転」の罰則が1日から強化されました。3年前、スマートフォン向けゲームアプリの「ながら運転」による死傷事故で大けがをした徳島市の女性がインタビューに初めて応じ、「罰則の強化をきっかけに『ながら運転』の撲滅に向けて動いていってほしい」と述べました。 1人が死亡、1人が大けがをしてこのアプリを使った「ながら運転」で初めての死亡事故となりました。 その後も「ながら運転」はあとをたたず、1日から反則金や交通違反の点数を引き上げるほか、事故を起こした場合に直ちに免許停止処分となるなど罰則が強化されました。 3年前の事故で友人を失い、みずからも腰の骨を折るなどの大けがをした徳島市の60代の女性がNHKのインタビューに初めて応じました。 女性は「前を見ないというのは本当に恐ろしい行為だ。交通事故は人の人生を一瞬で奪うし、残された者は耐え難
コンビニの24時間営業見直しの本格的な実施に向け、最大手のセブン‐イレブン・ジャパンがまとめた、加盟店向けのガイドラインの具体的な内容が明らかになりました。最長で8時間の休業を認める一方、消費者の混乱を避けるため、正月やお盆といった特定の時期だけ深夜を休業することは認めないとしています。 深夜に休業する場合は原則、毎日行うこととしていますが、あらかじめ決めておくならば、利用客が見込める曜日だけ24時間営業を行うことは可能だとしています。 その一方で、利用客や商品の配送の混乱を避けるため、正月やお盆といった特定の時期だけ深夜休業を行うことや、曜日別に休業時間を設定することは認めないとしています。 日本で1970年代から80年代にかけて広がった、小売りや外食の24時間営業は、深刻な人手不足や、働き方改革の影響などで転機を迎えています。 今回、コンビニ最大手が時短営業の本格的な実施にかじを切り、
台風19号の影響で長野市内を流れる千曲川が氾濫したため、JR東日本の「長野新幹線車両センター」が浸水し、留め置いていた北陸新幹線の120両も水につかりました。被害は全車両の3分の1にのぼります。専門家は「最悪、廃車になるかもしれない」と話しています。 JR東日本によりますと、長野市内を流れる千曲川が氾濫した影響で、長野市赤沼にある「長野新幹線車両センター」が浸水し、留め置いていた北陸新幹線の10編成、あわせて120車両が水につかりました。 北陸新幹線はJR東日本が所有するE7系とJR西日本が所有するW7系の合わせて30編成ありますが、今回の浸水でE7系の8編成とW7系の2編成が被害を受けていて、北陸新幹線の全車両の3分の1が被害にあったことになります。 このためJR東日本は東京駅と富山駅の間で、13日は終日、運転を見合わせるとしていましたが、安全が確認されたとして、13日夜、東京駅と長野駅
ネット通販大手のアマゾンのサイトで26日、ログインすると別の利用者の個人情報が表示される問題が一部で起きていましたが、会社は28日、トラブルは、丸2日かかって復旧したと発表しました。原因などを引き続き調査しているということです。 会社では、トラブルは発生から丸2日かかって、28日の未明に復旧したと発表しました。 トラブルの原因は、外部からの不正アクセスではなく社内のシステムの不具合だとしていますが、会社では詳しい原因や誤って個人情報が表示された利用者の人数、さらに個人情報が悪用されたおそれなどについては調査中として明らかにしていません。 アマゾンジャパンは「お客様のセキュリティとプライバシーを大変重要に考えています。本事象は解決し、お問い合わせいただいたお客様にはご連絡をしています」とコメントしています。
金融業界で、最近、預金口座の維持のため手数料をとることを検討する動きが出ています。日銀のマイナス金利政策で金利が低くなり収益が悪化していることも背景にありますが、利用者の負担が増えるだけに今後、議論となりそうです。 ところが最近、金融機関の間で、利用者から手数料をとることを検討する動きが出ています。 日銀が追加の金融緩和策としてすでにマイナスとなっている短期の金利をさらに引き下げた場合、収益がますます悪化するというのが理由です。 19日記者会見した全国銀行協会の高島誠会長は、今後、日銀がマイナス金利を引き下げることを決めれば影響が大きいと懸念を示しました。 また預金口座の利用者から手数料を取ることについては「預金口座はキャッシュレス決済などにも利用され、維持管理のコストが高まっている」と述べ、コストの増加が経営課題になっているという認識を示しました。 一方、同じく19日記者会見した日銀の黒
現代アートの祭典、瀬戸内国際芸術祭の会場になっている瀬戸内海の島々では、「キャッシュレス」に対応している店がそれほど多くないことを知らずに島に入り、手持ちの現金が無くなって支払いができなくなる人が外国人を中心に目立つとして、実行委員会が注意を呼びかけています。 3年に1度の瀬戸内国際芸術祭は、先月19日に夏会期が始まり、国内や海外から大勢の観光客が瀬戸内海の島々を訪れています。 実行委員会によりますと、会場のうち、香川県の小豆島と直島以外では島内にATMはほとんどなく、クレジットカードを使える店もかなり少なく、そのことを知らず、ほとんど現金を持たずに島に入る人が外国人を中心に目立つということです。 その結果、食堂での食事代や島を出る際の乗船代が払えなくなり、ほかの観光客や実行委員会のスタッフなどに立て替えてもらっている人が相次いでいるということです。 夏会期は今月25日に最終日を迎えますが
東京オリンピック・パラリンピックのテスト大会を兼ねたパラトライアスロンの国際大会が、本番の会場となる東京・お台場海浜公園で行われましたが、水質検査で国際競技団体が定める基準値を大幅に上回る大腸菌が検出されたため、スイムが中止され、ランとバイクの2種目によるデュアスロンに変更されました。 大会の実行委員会によりますと、16日午前中に予定されていたトライアスロン男子のレースは通常どおり行われましたが、16日午後1時に行った水質検査で、国際競技団体が定める基準の2倍を超える大腸菌が検出されたということです。 このため、17日に予定されていたパラトライアスロンの国際大会は、スイムを中止してランとバイクの2種目によるデュアスロンに変更されました。 デュアスロンは、ランが2.5キロ、自転車やハンドサイクルで走るバイクが20キロ、最後に再び、ランが5キロで行われ、本番と同じコースで実施される予定だったラ
心停止した際、男性と比べて女性ではAEDが使われにくい傾向があることから、東京で女性へのAEDの使い方などを紹介する講習会が開かれました。 今月10日の「ハートの日」に合わせて、東京 港区の東京慈恵会医科大学では、AEDの使い方を学ぶ講習会が開かれ、女性への配慮のしかたを医師が紹介しました。 医師は、女性に見立てた人形を使いながら、 ▽素肌にパッドを装着できれば、服をすべて脱がさなくてもよい ▽ブラジャーなどに金具が入っていても、 金具の部分に重ならないようにずらしてパッドをはればよい ▽パッドをつけたあと、上に服をかけても影響がない などを説明し、AEDをためらわずに使ってほしいと呼びかけていました。 参加した男性は「女性に使うことに多少ためらう部分もあるが、命には変えられない。万が一の時は講習を思い出して対応したい」と話していました。 東京慈恵会医科大学の武田聡主任教授は「AEDを使う
「京都アニメーション」のスタジオが放火され、35人が死亡した事件で、会社側は、過去に行った小説の公募に、青葉真司容疑者と同姓同名の人物が応募していたことを明らかにしました。 会社側はこれまで、小説の応募は確認されていないとしていましたが、警察が青葉容疑者の名前や住所を発表したことを受けて、詳しく調べた結果、判明したとしています。 応募された小説は、形式が整っておらず、1次審査を通過していなかったことから、八田社長を含め、社内では共有されていなかったと説明しています。 そのうえで、京都アニメーションは「本日現在、当該人物と放火事件の容疑者とが同一人物であるかはいまだ確定しておらず、警察において引き続き捜査中であり、コメントを控えざるをえないことをご理解ください」としています。 この事件で、青葉容疑者は、現場で身柄を確保された際、「小説を盗まれたからやった。社長を呼べ」などと叫んでいたことがわ
内戦が続くシリアで、空爆を受けた建物のがれきに埋もれた5歳の女の子が生後7か月の妹をがれきの中から必死で助け出そうとしている瞬間をとらえた写真がメディアやSNSで伝えられ、多くの子どもが犠牲となっているシリアの悲惨な現状を物語るものとして衝撃が広がっています。 この写真は24日、シリア北西部のイドリブ県で現地のジャーナリストが撮影したものです。 写真では、空爆で破壊された建物のがれきに埋もれた女の子が手を伸ばして、がれきから地面に落ちそうになっている赤ちゃんの服をつかみ、必死に助け出そうとしています。 現地メディアによりますと、2人はこの建物に住む5歳のリハムちゃんと生後7か月のトゥカちゃんの姉妹で、近くにはもう1人の女の子もがれきに埋もれていて、後ろのほうで父親が叫び声を上げて助けを呼んでいます。 この直後に建物は倒壊し、姉のリハムちゃんは頭を強く打って死亡し、妹のトゥカちゃんともう1人
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