第5回ジオメディアサミットのライトニングトークでいろいろな新しいサービスが紹介されたが、中でもおもしろいと思ったのが株式会社はてなが4月中旬に正式リリースする新サービス「はてなココ」。どんなサービスかと言うとTechWaveの読者には日本版Foursquareと説明すると分かりやすいかもしれない。 ただそれは単にCheck inする機能がFoursquareと同じというだけで、最近の位置情報サービスの多くにはCheck in機能がついているので、特にFoursquareに真似ているというわけではない。便宜上そういう記事タイトルにさせていただいただけなので、悪しからず。 はてなココではCheck in機能は「イマココ」という呼び名になり、Check-inすればGPS情報を基に周辺の場所が一覧表示される。その中から現在地があれば、それを選択。 なければ新しく場所を入力する。。 「イマココ」した
ジオメディアサミット運営者の中心的人物であるシリウスラボ所長の関治之さんが、ジオメディアサミットに関するすばらしいまとめ記事を書かれていたので、関さんの許可を得てダブルポストさせていただくことになりました。【湯川】 こんにちは。ラボ所長の関(hal_sk)です。 第5回ジオメディアサミットへご来場いただいた皆様、どうもありがとうございました。少々感想などを。 今回は、空間情報科学研究センター(CSIS)様にすばらしい会場をご提供いただきました。どうもありがとうございます。 「巨人の前を歩くな 肩に乗れ」 ・・・Google や Apple、Facebook がやろうとしていることと同じようなことをやろうとしても、簡単に踏み潰されるぞ!という湯川さんの挑発的な言葉で幕を開けた今回のジオメディアサミッ ト。おかげさまで300名を超える来場者、200名を超えるUstream視聴者に参加いただき、
先週金曜に開催された第5回ジオメディアサミットに参加してきました。具体的な内容については湯川さんが先にまとめてくださっているので、ここでは参加してみた感想をお話しできればと思います。このサミットの開催は今回で5回目なんだそうですが、私を含む参加者の多くが今回初参加でした。誰でも参加できるジオメディアサミットのグーグルグループもあるようなので、興味のある方はぜひ参加してみてください。私もさっそくジョインしました。 最近、位置情報を活かした様々な取り組みにはとっても注目していて、何度か記事にもしています。海外ではここ1年ほどで位置情報への関心が高まっており、単なるサービスとしてだけでなく、位置情報をいかにマーケティングに活かすのか、位置情報が新たな広告のあり方を生むのかといった問いへの試行錯誤が始まっているという印象です。サミットで講演された湯川さんもおっしゃっていましたが、位置情報に関してい
回を重ねるごとに規模が大きくなるジオメディアサミットなんですが、5回目の今回は東京大学の豪華なコンベンションホールを借りて行われました。参加者300人で、入りきれなかった人は、ホール外に設置されたモニターを観て参加という形だったようです。 全員が無償で運営する完全ボランティアのイベントなんで、僕もノーギャラで講演してきました。でもみんながこの業界を盛り上げたいという純粋な気持ちだけで運営しているイベントというところが、かえってこのイベントを盛り上げているのだと思います。 今回のイベントは3部に分かれていて、1部は僕の講演。「巨人の前を歩くと踏みつぶされるので、巨人の肩に乗るべし」というのが主張なんですが、いつもに増して与太話全開で「ベンチャーのほとんどは巨人に踏みつぶされるか飲み込まれるよ」と無責任予測をしたのでひんしゅくを買いました。 第2部は、ジオのプレーヤーたちのパネル討論会。なぜか
ユーザーの位置情報を元に広告やウェブページの表示を変える企業が増えてきた。ANAによると、ユーザーのIPアドレスをベースにして広告の表示を変更することで予約率が向上しているという。また米Yahoo!は、全国チェーンを持つ大手広告主に対しローカル広告の提供を始めた。未開拓の広告市場として期待され続けてきたローカル広告だが、今度こそいよいよ立ち上がろうとしているのかもしれない。 ANAによると、ANAではユーザーのIPアドレスを基にキーワード広告をユーザーの住む地域に即したものを出稿するようにしている。 例えばIPアドレスが東京であれば以下のようなキーワード広告が検索の際に表示され、その広告をクリックすると東京のユーザーを意識したデザインになっているページにジャンプする。 もしIPアドレスが大阪周辺のユーザーであれば、キーワード広告には次のように表示され、大阪発の航空券のページにジャンプするよ
店の近くを通ると、お店からクーポンなどのお買い得情報がケータイに送られてくるー。モバイル広告の1つの形として早くからその可能性が指摘されていた方法だが、プライバシーの問題などもありこれまでなかなか実用化されなかった。そんな中、米Placecast社がベンチャーキャピタルなどから出資を受け、まさにこのモバイル広告のサービスを本格的に開始している。 ユーザーにとって仕組みは簡単だ。自分の好みのブランドやチェーン店などを選択し、メッセージ受け取ることに合意する。あとはケータイを持って街に出るだけ。好みの店の近くを通ると、ケータイにセール情報が送られてくる。ユーザーが希望したブランドの情報だけ送られてくる。オプトインということで、スパムにはならないのだろう。 最初に書いたように単純なコンセプトなので、Placecast社の強みというものがどこにあるのか、同社のウェブサイトを見ただけではよく分からな
世界最大のSNSであるFacebookが位置情報機能の導入を進めていることは既報の通りだが、Facebookの公式ブログによると緯度や経度といった位置情報より、街の名前やレストランの名前といった場所の情報を重視する方針に切り替えた。スマートフォンの急速な普及により現在地に関連する情報を発信するサービスが急成長している中でFacebookも位置情報機能導入を優先課題に挙げているようだが、より独創的なサービス開発を目指しているようだ。 Facebookが前回、プライバシーポリシーの変更を発表した際に、「近い将来に位置情報機能を導入する可能性がある」という表現をプライバシーポリシーの中に記していた。その際にFacebookの開発者たちは、スマートフォンのGPS機能を使って得た緯度、経度などの位置情報をユーザーの書き込みに追加するような機能を想定していたようだ。Twitterなどもそうだが、先行す
Googleの公式ブログLat Long Blogは、Googleマップに近隣ホテルの宿泊価格を表示する機能を実験的に追加したことを明らかにした。このように特定の情報を地図の上にレイヤーとして重ねる技術は、Appleが昨年買収したPlaecebase社が得意とする分野。GoogleとAppleの開発競争は、地図の分野でも激しくなりそうだ。 ホテルを決める場合に重要な要素といえば、目的地からの距離と宿泊価格。この2つの要素でホテルを比較したいのであれば、地図の上にホテルの所在地と宿泊価格の両方を表示することができれば確かに便利だ。 Appleは、昨年秋に地図関連のエンジニアを募集した際に「われわれは地図を次のレベルに進化させたい。地図の概念を変え、情報の見つけ方を変えたい。シームレスでインタラクティブで楽しい方法で、これを実現したい。まだこの目標に向かって歩み始めたばかりだ」と書いている。こ
2010年のSouth by Southwest Interactive(SXSWi)フェスティバルが近づいていたころ、競争好きでライバル関係にある2社の新興企業foursquareとGowallaが大きな注目を集めていた。両社とも、テキサス州オースティンで開催されたこのにぎやかなデジタル文化イベントを、戦略的な活動の場にしようとしていた。モバイル端末上のGPSを使って自分の近くの場所に「チェックイン」し、それを友人に知らせるという、ロケーションベースのソーシャルネットワーキングで、両社は一番話題の新興企業であり、どちらも相手には負けたくないと思っている。 しかし、実際のジオロケーション戦争では、こうした新興企業はおもちゃの兵隊にすぎないのかもしれない。ジオロケーションは企業にとって魅力的なデジタルトレンドであり、TwitterやYelpなどのかなり大きいシリコンバレー企業から、Faceb
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