『ハーバードの自分を知る技術 悩めるエリートたちの人生戦略ロードマップ』(ロバート・スティーヴン・カプラン著、 福井久美子訳、阪急コミュニケーションズ)の著者は、ハーバード・ビジネススクール教授、上級副学部長。他にも多くの肩書きを持ち、ハーバードで教鞭をとる以前は22年間にわたってゴールドマン・サックスに勤務し、副会長まで務めたのだそうです。 そんな経験に基づいて書かれた本書について、著者は次のように記しています。 これは、自分自身を発見するための本です。自分のスキルを認識したり、自分を再発見したり、何がやりたいのかを見極めたりするのを手助けするための本なのです。(「まえがき」より) いわば、自分自身を知り、そこから「本当にやりたいこと」を再認識し、向かって進むための指南書。きょうは第2章「自分の長所と短所を知ろう ──自分の能力は自分で伸ばす」からいくつかを引き出してみます。 なぜ自分の