ロゴフ氏は、世界経済フォーラム(WEF)年次総会が開催されているスイスのダボスでブルームバーグテレビジョンのインタビューに応じ、6回の利下げについて「経済がソフトランディングすれば、それは空想になる。実際に起きることはない。利下げは2回か3回だろう」と述べた。 その上で、「深刻なリセッションも当然あり得る話で、そうなれば多くの利下げが実施されるだろう。いかにして深刻なリセッションに陥るか私には分からないが、確率は25%だ。実際にそうなれば利下げは6回ではなく、15回もあり得る」と付け加えた。 一方でロゴフ氏は、このところは多くのことが誤った方向に進んでいるとし、これからの1年が順調に進むとする大勢の見方には同意しかねると指摘。 「ダボスではそうしたコンセンサスが広がっているようだが、米国に関してより全般的に言えば、驚くほど良かった2023年ほど順調にはいかないだろう。ただ24年も悪くはなら