クリックで手軽にiOSやMacと親和性の高いサーバー運用ができる、そんな夢を背負ってデビューしたServer.appは、気がつけば、その役割を縮小し細々とした存在になってしまいました。同時に、その掲げられた夢にすがって恩恵を受けていたユーザーたちは、路頭に迷う時代になりました。 中小オフィス向けサーバーを簡単に構築、管理できるという位置づけでのServer.appの提供はなくなりました。しかし、その向こう側には、かつてと変わらないパワフルな環境が引き継がれています。ここでは、Server.appに頼らず、macOSの基本構成を中心に、ちょっと小さなオフィスや自宅向けのサーバー環境を構築、運用する方法を考えていきます。
CONTENTS: 1. 対応機種の確認 2. インストール 3. セットアップ 4. 設定の引き継ぎ Mac OS X 10.5 Leopardを手に入れたら、すぐにでも自分のMacへインストールしたいところ(Apple Storeで見る)。とはいえ、実行前にその流れを把握しておけば、インストールの途中で選択肢に迷ったり、間違ったオプションを選んでしまう心配もなくなるはずだ。インストールしたいというはやる気持ちを少し抑えて、まずは本特集を眺めてみよう。 1. 対応機種の確認 Mac OS X 10.5 Leopardは、'05年3月にリリースされたMac OS X 10.4 Tigerから数えて約2年半ぶりのメジャーバージョンアップとなるOSだ。今後のマシンの買い替えなども視野に入れて、自分のマシンがLeopardに対応しているのかをしっかりと確認しておこう。ファームウェアのアップデート
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