ある脳外科医のぼやき脳や脳外科にまつわる話や、内側から見た日本の医療の現状をぼやきます。独断と偏見に満ちているかもしれませんが、病院に通っている人、これから医療の世界に入る人、ここに書いてある知識が多少なりと参考になればと思います。 *旧題「ある脳外科医のダークなぼやき」 前回、脳血管撮影についての記事を書きました。 その後、 実際に検査を体験されたことのある皆様から、 多くの実体験のコメントをいただき、ありがとうございました。 確かに、脳血管撮影は決して楽な検査ではなく、 患者さん本人にかなりの負担を強いる検査です。 術中は造影剤が流れるたびに、造影剤の流れるサイドに灼熱感を感じますし、 ずっと同じ体制のまま検査中動けません。 しかも、術後も止血のために4-6時間は検査をした四肢を伸ばしたままの体勢でいなければいけません。 止血のための圧迫は通常翌日まで続きますし、 これら全て含めると、