小学生の頃、給食があまり得意じゃなかった。 苦手なものも食べないといけなかったり、飲み物が常に牛乳だったり。 栄養のバランスを考えてのことだとは思うけど、 小学生の私にはそんなことよりも、味とか食べ合わせの方が大事だったし。 特によく覚えているのはトマト。 今はトマトは大好きだけど、小学生のころは嫌いで、 あの酸味と、あの種のドロッとしたのとかが苦手だった。 にもかかわらず、私の学校では、丸ごと1個のトマトが出た。 まるで、「今日のデザートはみかん1個です」というのと同じ感じで、 トマト丸ごと1個が添えられていた。 それも青みがかったトマト。 今でもトマトを丸ごとかぶりつく習慣はないけど、 当時はもっとそんな習慣はない。だって嫌いだったし。 そんな私にとって、それは罰ゲームのようで、 当然残したらいけなかったので、 半分泣きそうになりながら食べたのを覚えている。 あと、調理実習のあとの給食