映画「万引き家族」を見てきました。以下の記事は、ネタバレを含んでいますので、映画を見ていない方は読まないほうがいいです。というか、そもそも映画を見ていない状態でこの記事を読んでも、まったく意味不明だと思います。 【目次】 息子と万引き 父ちゃんと父親 母親と絆 長女と3万 次女とルール 死んだ人間からお金が発生するということ 兄と妹 普通の家族は逃げない 彼らの図々しさ 似ていること 家族であること 花火が聞こえるけど見えないことについて 感想を聞かれることについて 息子と万引き 息子(しょうた)は、万引きが悪いことだとは思っていなかったのではないだろうか。"朝立ち"を何かの病気かと思って隠してしまうような、そういう「見つかってはいけないこと」くらいには思っていたのかもしれない。しかし、彼にとっては、父親から教わり、父親と協力して行う狩りのような、仕事の一種のような感覚のほうが強かったのだ