・二人以上世帯ではうなぎのかば焼きは土用の丑の日当日に多く買われている(2017年)。 ・二人以上世帯において世帯主の年齢別では若年層ほどうなぎのかば焼きの購入額も購入頻度も低い。 ・単身世帯でもうなぎのかば焼きは高齢層ほど多く買われる傾向がある。 土用の丑の日に大いに買われるうなぎ毎年土用の丑の日が近づくに連れ、巷にはうなぎ商品が満ちあふれ、同時にうなぎの絶滅危惧種問題と乱獲への懸念が叫ばれる。今回は総務省統計局の「家計調査」の公開値をもとに、どのような層がうなぎを食べているのか、つまり需要層となっているのかを確認する。 夏の土用の丑の日(毎年1回、あるいは2回)には、うなぎを食べて精をつけよう、夏の体力不足に備えようとの習慣がある。これは通説では江戸時代の平賀源内が(夏には味が落ちているので売り上げも減少することから)困っていたうなぎ屋にセールスコピーとして、「本日丑の日(なのでうなぎ