【エルサレム=村上伸一】小池百合子衆院議員が1日、イスラエル軍の激しい攻撃を受けたパレスチナ自治区ガザを視察した後、エルサレムで日本人記者団と会見し、「過去に数回、ガザ入りした中で今回が一番ひどい空爆だ。公共の建物がいとも簡単に壊され、驚きを禁じ得ない」と語った。 アラビア語に堪能なことで知られる小池議員は今年、日本パレスチナ友好議員連盟会長に就任。ガザへの攻撃が始まった後、「駐日アラブ大使夫人の会」と協力して約300万円の寄金を集め、国連を通じてガザに寄付した。 小池議員は、ガザが治療に使う「ガーゼ」の語源になっている説があることを踏まえ「そのガザに実際に足りないのがガーゼだ」と、イスラエルの封鎖により物資が大量に不足している危機的な現状を皮肉を交えて訴えた。