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2010年7月、日本の出版史上で初めて、電子書籍の部数を含んだミリオンセラーが誕生した。正式タイトルの『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら』よりも、略称『もしドラ』のほうが有名だろう。 ドラッカーのマネジメント論をわかりやすく説き、社会現象になった『もしドラ』。その舞台裏には、2010年のデジタルシーンを代表する“ツイッター”と“電子書籍”という2つのテーマを垣間見ることができる。もしドラ100万部達成の裏側で、ツイッターと電子書籍はどんな役割を果たしたのか。担当編集者の加藤貞顕氏にお話を伺った。 同タイミングだった、もしドラとツイッター ―加藤さんがツイッターを始めたきっかけは? 2007年頃でしたか、ツイッターがネット上で最初に話題になりましたよね。その時に一応アカウント( @sadaaki )だけはとっていたんですよ。でも当時はまだ面白さがよくわか
ドラッカーのマネジメント論をわかりやすく説き、社会現象になったミリオンセラー『もしドラ』。その舞台裏には、2010年のデジタルシーンを代表する“ツイッター”と“電子書籍”という2つのテーマを垣間見ることができる。 ケータイキャリア、出版社、印刷会社、広告代理店、メーカー各社……さまざまな業種が入り乱れ、電子書籍をめぐる動きは混沌としている。そんななかで、電子書籍版のもしドラはAppStoreで5万部を売り上げ、今なお上位にランクインし続けている。ツイッター編に続き、100万部達成の裏側で電子書籍が果たした役割について、担当編集者の加藤貞顕氏にインタビュー。 もしドラ電子書籍版、誕生のきっかけ ―そもそも、もしドラ電子化はどのような話の流れで出てきたのでしょうか? 2009年の年末かな、『FREE』が出た直後なんですけど、もしドラとは全くの別枠で、社内の若手3人で電子書籍についての勉強会をは
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