先日無料で同人誌150冊が読めるアプリ「emesLibrary 」が配信されました。 まだまだインターフェース的にはあらが目立ちますが、150冊無料というボリュームは兎にも角にもインパクトがあります。有名ジャンルの二次創作もあり、iPadでそれを読めることはなかなか刺激的な体験です。 同人誌を電子書籍として流通させること自体は特に真新しいことではないのですが、iPadで出たことがこれまでのものとは大きな差別化になってます。それは同人界の流通革命ともいうべき現象です。 同人と商業の壁 そもそも同人流通の特殊性とは何でしょう。 私は以下の2点だと考えています。 商業流通の書籍は気軽に購入できるが、同人流通の書籍は探す努力をしないと購入できない。 在庫リスクを作者側、もしくは店側がもつ(問屋、出版社を介さない)。 (1) は消費者側にとっての敷居の高さです。簡単にいえば「とらのあな」に行かないと