【赤田康和】紙の本を裁断・スキャンして電子書籍化する「自炊」の代行業者でつくる業界団体と、日本文芸家協会などでつくる権利者団体は14日、作家らの権利を守りながら自炊代行ビジネスを進めていくための基本ルールについて協議をし、合意した、と発表した。 自炊代行業者は、電子化したファイルが私的利用を超えて外部に流出しないようにするほか、電子化後は紙の書籍を溶解処分するという。こうしたルールを守るための第三者による監視組織も設けるという。 関連リンク「自炊」代行に業界ルール データ流出防止を義務付け(5/15)(記者有論)電子書籍 図書館からブーム起こせ 赤田康和(5/25)「自炊」業者から著作権料の徴収を検討 文芸家協会など(3/27)「自炊」代行訴訟、2業者が争う姿勢(1/22)最新トップニュース