◆キリン・チャレンジカップ2010 親善試合 日本0―2韓国(24日・埼玉スタジアム) アジアの英雄は、岡田ジャパンをバッサリ切り捨てた。前半6分のゴールで日本を奈落の底に突き落とした韓国MF朴智星は言った。「僕が京都にいたときより、確実に日本は弱くなっている」。世界に羽ばたく前の2000年。京都に所属していた朴は12月の日本戦に途中出場していた。02年日韓W杯で16強に進出したトルシエ・ジャパンと比べ、日本は退化していると言い切った。 個人技で先制点を奪い、スピードに乗った突破で何度も日本を窮地に追いやった。チーム全体としても、あらゆる局面で日韓の間には絶望的なほどに差が横たわっていた。それでも「日本は最終ラインが3人欠けていた。コミュニケーション不足でしょう。きょうの日本はアンラッキーだった」。もだえ苦しむライバル国をおもんぱかった。 オランダの名門・PSVを経て、05年からマンチ