アジア太平洋経済協力会議(APEC)で来日した韓国大統領やカナダ首相ら首脳や閣僚の夫人7人が14日、横浜市中区の日本庭園「三渓園」を訪れ、茶道の藪内流準教授の免許を持つ菅直人首相の伸子夫人から日本茶のもてなしを受けた。 7人は午前9時半前、少し肌寒い中、バスで到着。先に着いていた伸子夫人から出迎えを受け、コシノヒロコさんがデザインし、着物をイメージし環境に配慮した素材を使ったガウンを洋服の上に羽織り“和装”した。 伸子夫人によるもてなしは、鶴翔閣と呼ばれる建物の和室で行われた。夫人はいすに腰掛けた7人の前で、茶の湯の由来や日本では茶会の場で政治談議が行われたことなどを説明。 実際に茶をたてる様子を披露すると、7人は興味深そうに見入っていた。