リッチではなくなったリッチ・コンテンツ? リッチ・コンテンツという言葉が流行した時期がある。最近は沈静化したようだが、企画書からプレゼンテーションの現場などで、リッチ・コンテンツが連発され、まるでサイト制作の切札のように使われ、あわててFlash作成ソフトを導入した現場も多い。 たしかに、テキストと静止画だけのサイトに比べると、動画や音声は表現性に優れ、Webサイトの可能性を大きくひろげてくれるものだった。ブロードバンド時代のコンテンツの方向性を感じさせてくれたし、静止画中心だった頃と違い、動画や音声を扱う現場には華やかささえ漂っていたように記憶している。 考えてみれば、数年前は静止画の容量や個数にまで、いちいち気を使っていたのに、いまや企業CMをストリーミングで流せるのだから、隔世の感がある。動画や音声を活用したコンテンツは数多く、リッチ・コンテンツという言葉をあまり聞かなくなったのも、