【ワシントン共同】トランプ米大統領は12日、連邦捜査局(FBI)長官を解任したコミー氏と交わした会話の録音記録の存在を示唆し、メディアの取材に応じないようコミー氏をけん制、圧力をかけた。ロシアの大統領選干渉疑惑の捜査を巡る会話とみられ、主要メディアはコミー氏への脅迫と批判。スパイサー大統領報道官は脅迫の意図はないと説明したが、録音記録の有無は明言しなかった。 トランプ氏は12日、ツイッターで「記者会見をやめ、書面で答えるのが一番いいかもしれない」と主張。インタビューでも、ホワイトハウスの定例記者会見中止は「良い考えだ」と述べ、メディアへの圧力を強めた。