Apple Computerが楽曲ダウンロードサービスの分野で引き続き圧倒的な強さをみせるなか、かつては携帯音楽プレイヤー市場の覇者だったソニーが、自社の音楽管理ソフトウェアにAppleの音楽ファイルフォーマットとの互換性を持たせようとしている。 同社は米国時間5月9日に自社の楽曲圧縮技術に関して、競合する複数のフォーマットとの互換性を持たせることにしたと発表した。互換性が確保されるファイルフォーマットには、Appleが提供するAACフォーマットも含まれる。 ソニーはこれまで、自社のATRAC形式に固執してきた。ソニーの音楽管理ソフトウェアがAACフォーマットに対応したことについて、アナリストらは、ソニーがデジタル音楽市場の覇権をAppleに握られてしまったことを認めたことを意味すると、口を揃えている。 American Technology ResearchのアナリストShaw Wu氏は