オセルタミビル(商品名タミフルなど)は現在までインフルエンザの代表的な治療薬として使われています。その根拠のひとつとされる『JAMA』の2000年の論文では、インフルエンザの回復を早めたり重症度を低減させる効果が示されました。 ◆629人の健康な成人を対象に調査 アメリカの60の施設で、18歳から65歳のインフルエンザに感染していない629人の成人を調査対象としました。 被験者に対してオセルタミビルを服用した時の結果を、薬として効果を持たない偽薬を服用したときの結果と比較しました。それぞれの被験者は以下のような3つの治療グループの1つに無作為に振り分けられました。 1日2回、75mgのオセルタミビルを服用するグループ(211人) 1日2回、150mgのオセルタミビルを服用するグループ(209人) 1日2回、偽薬を服用するグループ(209人) ◆オセルタミビルで回復が2-3日早くなった 被験
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