開始時の検査で前立腺がんが見つかった人を追跡 イギリスで行われた研究の結果が、医学誌『New England Journal of Medicine』に報告されました。 この研究は、がんを指摘されたことのない50歳から69歳の男性を集め、最初に血液検査でPSA(前立腺がんのマーカー)を調べ、転移のない前立腺がんが見つかった人を対象としました。 PSAとは? PSAは血液中にある物質です。前立腺がんや前立腺肥大症で多くなります。血中のPSAを調べることで、非常に敏感に前立腺がんを発見できます。 一方、早期前立腺がんは進行が遅く、死因になりにくいことも知られています。PSAであまりに早期から前立腺がんを発見して治療すると、がんによる死亡を防ぐよりも検査や手術で体を傷付けることの害が多くなるという意見があります。 手術、放射線、どちらもしない場合で違いはあるか? 1,643人の参加者が、前立腺が
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