◆ナルコレプシーとは ナルコレプシーの症状のひとつに、過眠症状があります。ナルコレプシーの場合は、朝寝すぎるというよりも、日中に眠気が強まり、特に昼間から夕方のちょうど昼寝をする時間帯で異様な眠気に襲われるという特徴があります。眠気に襲われ、5分から15分くらい居眠りをし、起きると眠気が改善しますが、その1時間から数時間後にまた同様の眠気に襲われ、居眠りを繰り返すという症状が見られます。 ナルコレプシーによる眠気(過眠症状)は、脳の視床下部と呼ばれている部分が関わっていると言われています。視床下部には、睡眠と覚醒を調整する役割があり、正常であれば、それらはさまざまな物質によってバランスが保たれています。ナルコレプシーの場合は、そのバランスを保つのに必要な物質が消失することで、バランスに不均衡が生じ、過眠症状や居眠りが現れると考えられます。 しかし、眠気を症状に持つ病気はその他にも多くありま
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