予防接種を打っても長年のうちに効果が弱くなってしまう場合があります。百日咳にかかった人の統計から、百日咳ワクチンの接種から年が過ぎるごとに予防効果が減っていたことが報告されました。 オンタリオ州で百日咳の検査を受けた人の統計 カナダの研究班が、地域の統計データをもとに百日咳ワクチンの効果を解析した結果を医学誌『CMAJ』に報告しました。 この研究は、百日咳の検査を受けて結果が陽性だった人と陰性だった人を比較して、百日咳ワクチンを打ってからの期間などを調べることで、接種後の期間と予防効果の相関関係を調べています。 調査対象として、オンタリオ州に住む人の診療登録データベースの中で、2009年から2013年に百日咳の検査(PCR)を受けた人のデータを解析しました。検査陽性(百日咳にかかっていそうだという判定)の人が486人、陰性の人が5,381人、あわせて5,867人が対象となりました。 8年以
インフルエンザ予防接種が始まりました。ワクチンを朝に打った人と午後に打った人で効果を比較した研究から、朝に打ったほうが抗体が増えていたことが報告されました。 インフルエンザワクチンを打つ時刻の研究 イギリスのバーミンガム大学の研究班が、研究結果を専門誌『Vaccine』に報告しました。この研究では、イギリスの65歳以上の高齢者276人が対象となりました。 対象者は担当する医師ごとに2グループに分けられ、午前9時から11時に注射するグループ、午後3時から5時に注射するグループとされました。 朝打ったほうが抗体が増えていた 次の結果が得られました。 ワクチン接種による抗体レベルの上昇は、朝に注射したときと午後に注射したときで差があった。平均差はA型H1N1に対して293.3(95%信頼区間30.97-555.66、P=0.03)、B型に対して15.89(3.42-28.36、P=0.01)、し
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