人食いバクテリアともよばれる劇症型溶血性連鎖球菌感染症の患者数が増えています。2017年12月途中の時点で493人と過去最高の報告数です。「人食いバクテリア」とはどういった病気なのでしょうか。どうやって対応すれば良いのでしょうか。 「人食いバクテリア」とは何なのか? 人食いバクテリアに関連する細菌は、本来いくつかの種類があります。最も有名なのは「A群溶血性連鎖球菌(以下、溶連菌)」という菌です。過去最高の患者数が報告されているのは、この菌による劇症型溶血性連鎖球菌感染症のことです。 皮膚や筋肉などに感染すると、細胞が死んでしまい真っ黒になるため、あたかもバクテリアに「食べられた」かのような印象があるためそう名付けられたのでしょう。海外でも "flesh-eating(生身を喰らう)" と呼ばれており、決して日本だけで流行している病気ではありません。 人食いバクテリアはどこにいる? 溶連菌は
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