再発または難治性の多発性骨髄腫に対するイキサゾミブの効果 治療後に再発した、またはほかの治療で効果が得にくかった(難治性)多発性骨髄腫の患者を対象に、新薬のイキサゾミブを試した研究が『New England Journal of Medicine』に報告されました。 この研究では、対象者722人がランダムに2グループに分けられました。 既存薬のレナリドミド、デキサメタゾンに加えてイキサゾミブを使うグループ 既存薬のレナリドミド、デキサメタゾンに加えて偽薬を使うグループ それぞれの治療後に病気が進行することなく生存した期間が比較されました。 イキサゾミブを使って半数が20か月以上進行なく生存 次の結果が得られました。 中央値14.7か月のフォローアップの時点で、偽薬群に比べてイキサゾミブ群で無増悪生存期間が有意に長かった(無増悪生存期間の中央値20.6か月 vs 14.7か月、イキサゾミブ群