閉経後の女性はホルモンのバランスが大きく変わるため骨がもろくなります。骨折を防ぐために薬の治療があります。新薬のアバロパラチドの効果を確かめる研究が行われました。 閉経後の女性に対するアバロパラチドの効果 アバロパラチドの効果を調べた研究を紹介します。 アバロパラチドは、骨の量を調節している副甲状腺ホルモンに似た働きをすることで、骨を強くするための薬として作られました。 骨がもろくなった状態(骨粗鬆症)では骨折しやすく、特に背骨(脊椎)が上下に押し潰されるような形で骨折する「椎体骨折(ついたいこっせつ)」がよく起こります。椎体骨折は人によって、痛み、猫背になる、身長が縮むなどの症状を現します。 この研究では、閉経後の女性2,463人(平均年齢69歳)が対象となり、ランダムに3グループに分けられました。 アバロパラチドを毎日注射するグループ 既存薬のテリパラチドを毎日注射するグループ 偽薬を
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