岸本宗和, 山本哲楠 巻 115 号 11 開始ページ 661 終了ページ 668 記述言語 日本語 掲載種別 研究論文(学術雑誌) 出版者・発行元 日本醸造学会 エクスポート BibTeX RIS
今回はブドウの生理学だ。 先日職場の方から新しい論文の話を伺った。 「副梢を利用するブドウ成熟時期のコントロール」 これはおもしろい。 主枝を開花期の前に剪定し、そのまま開花前の蕾も落とすことで副梢の成長を促し、そこには一か月ずれ込んだ蕾ができ、最終的な実も一か月ほど遅れて収穫できるというものだ。 これがなぜ面白い論文なのかということが分かるように説明していく。 ・主枝と副梢まず基本的な生理学について。 ブドウには主枝(4番)と副梢(5番)がある。 ブドウはツル科の植物で基本的に縦横無尽にとにかく伸びて光を求めに行くような植物だ。 それを栽培では利用し、コントロールして仕立てという形で扱っている。 そこで出てくるのが主枝だ。これは冬を越えた芽(3番)から出てくるもので、これも1次的な主枝と2次的な主枝がある。 どちらも同じ芽の中にあるのだが1番目の主枝が出てきたときは2番目の主枝は出てこな
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