アジア杯での最終メンバー入りはならなかったが、日本代表の次世代エースと評される逸材がいる。本人が語る自らの生い立ちと関係者の証言から、18歳の“怪物”が秘める無限の可能性に迫った。 「貴史ねぇ……。俺は、今まであんな根性腐った、だらしのないヤツは見たことない。敬語は使わんし、スーツも腰パンやし、ネクタイもダラーっとしてる。練習終わってシャワーも浴びへんし、人のことボロカス言うからね。(高木)和道さんに普通に『死ねばいいのに』って言うてるし(苦笑)。でも、プレーは天才的やね。正直、あんなうまいヤツ、世界を見てもそうはおらんと思う」 1月、オランダ・フィテッセに旅立った安田理大は、ガンバ大阪ユースの後輩・宇佐美貴史について愛情を込めて、こう評した。 ガンバユース史上最高傑作と称される宇佐美は、これまで数多の記録を塗り替えてきた。 ガンバ大阪では中3の時、飛び級でユースに昇格。'09年、高2の時
![<日本代表の未来を担う男> 宇佐美貴史 「伝説を紡ぐ不敵な怪童」(佐藤俊)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/e16878b371bfc2e0203dc9e34efbd7bb89b25fde/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnumber.ismcdn.jp%2Fmwimgs%2F5%2Fc%2F-%2Fimg_5c727d1220b3b64bd2eceb35c19b3842404443.jpg)