これまでの連載で見てきたように、Firebaseのデータベースは任意のJSONオブジェクトをツリー状に保持できる柔軟なNoSQLです。一般的なリレーショナルデータベースのような厳格なスキーマ定義等は存在せず、自由な発想でデータを格納することができます。 しかしながら、必要なデータを何でも1つのツリーの中に含めてしまうと、思いもよらない無駄な大量のデータ転送やパフォーマンスの低下を招くことがあります。今回は、Firebaseで効率的かつ高速にデータを扱うためのベストプラクティスをご紹介します。 今回は例として以下のようなチャットアプリケーションを想定し、データをどのように持つとより効率的なのかを確認していきたいと思います。 チャットルームが複数存在する チャットのメッセージはルームごとに管理する 複数ユーザがおり、ユーザは任意のルームに参加して発言することができる 効率的なデータ構造 データ
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