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ブックマーク / mainichi.jp (136)

  • 福島第1原発:東電「貞観地震」の解析生かさず - 毎日jp(毎日新聞)

    東京電力福島第1原発の深刻な事故の原因となった、大津波を伴う巨大地震について、09年の国の審議会で、約1100年前に起きた地震の解析から再来の可能性を指摘されていたにもかかわらず、東京電力が対策を怠っていたことが分かった。今回の事故について東電は「想定外の津波だった」との釈明を繰り返している。だが、東電側が審議会の指摘をないがしろにしたことが、前例のない事故の引き金になった可能性が出てきた。 指摘があったのは09年6月、原発の耐震指針の改定を受け電力会社が実施した耐震性再評価の中間報告書について検討する審議会だった。産業技術総合研究所(茨城県つくば市)の岡村行信・活断層研究センター長が、869年に発生したマグニチュード(M)8以上とみられる「貞観(じょうがん)地震」を取り上げ、「非常にでかいもの(地震)が来ているのがもう分かっている」と、東電が考慮していない理由を問いただした。 翌月の会合

  • 福島第1原発:当初から設計に弱さ GE元技術者が指摘 - 毎日jp(毎日新聞)

    東京電力福島第1原発の原子炉を設計した米ゼネラル・エレクトリック(GE)社の元技術者、デール・ブライデンバーグさん=2011年3月18日、人が撮影、提供 【ロサンゼルス吉富裕倫】東京電力福島第1原発と同型の原子炉を設計した米ゼネラル・エレクトリック(GE)社の元技術者、デール・ブライデンバーさん(79)が毎日新聞の取材に応じ、原子炉格納容器について「設計に特有の脆弱(ぜいじゃく)さがあった」と指摘し、開発当初から社内で強度を巡る議論があったことを明らかにした。 東電によると、福島第1原発はGEが60年代に開発した「マーク1」と呼ばれる沸騰水型軽水炉を6基中5基使っている。 ◇議論封印「売れなくなる」 GEでマーク1の安全性を再評価する責任者だったブライデンバーさんは75年ごろ、炉内から冷却水が失われると圧力に耐えられる設計ではないことを知り、操業中の同型炉を停止させる是非の議論を始めた。

  • 東日本大震災:「隣国・日本」ロシアが最大級の支援へ - 毎日jp(毎日新聞)

    【モスクワ田中洋之】ロシアは最近、メドベージェフ大統領はじめ政府高官が北方領土を相次ぎ訪問するなど強硬な対日外交を展開していたが、東日大震災では人道的な観点から「隣国・日」への最大級の支援策を打ち出している。 ◇ガス供給へ増産を指示 プーチン首相は12日、セチン副首相や国営原子力企業ロスアトムのキリエンコ総裁らを呼んで緊急会議を開き、原発停止で電力供給不足が見込まれる日に対し、極東サハリン沖の石油・天然ガス開発事業「サハリン2」で生産される液化天然ガスなど発電用資源の供給量を増やすよう指示した。セチン副首相によると、日から既に資源の供給を増やしてほしいとの要請が来ており、ロシアとしては最大15万トンの天然ガスを早急に供給することが可能で、石炭についても300万~400万トンの追加供給を検討するという。さらに日露間の海底ケーブルを使って電力を日に送ることもできるとしている。 プーチ

  • 東日本大震災:原発から20キロでも放射線量が高濃度 - 毎日jp(毎日新聞)

    福島第1原発から北西に約20キロ離れた福島県浪江町内の放射線量が、人間が屋外で1年間に浴びても健康に影響が出ないとされる放射線量限度の2233~2890倍に当たる255~330マイクロシーベルトに達していることが、文部科学省の調査で分かった。浪江町内には介護施設などに避難できない住民が多数いるとの情報もあり、文科省は「問題がある数値で官邸に報告した」と説明した。 調査は15日午後8時40分~同50分にかけ、同町内3地点で計測機器を積んだ「モニタリングカー」を使って実施した。その結果1時間当たりの放射線量は▽19キロ離れた場所で車外255マイクロシーベルト、車内223マイクロシーベルト▽20キロ離れた場所で車外270マイクロシーベルト、車内220マイクロシーベルト▽21キロ離れた場所で車外330マイクロシーベルト、車内300マイクロシーベルト--となった。 文科省によると通常の生活で1年間に

  • 福島第1原発:1、2号機通電へ 非常用発電機が一部起動 - 毎日jp(毎日新聞)

    東日大震災で被災した東京電力福島第1原発の事故で、政府と東京電力は19日、冷却機能を取り戻し、外部電源を復旧するためのケーブルの敷設作業を継続した。作業は建屋が壊れておらず外から放水できない2号機から優先的に行い、1、2、5、6号機も同日中に復旧させる予定。経済産業省原子力安全・保安院は「5、6号機については使用済み核燃料プールの冷却ができる見通しがついた」と発表した。 保安院によると、これまで唯一非常用ディーゼル発電が起動していた6号機で、2台ある非常用ディーゼル発電機のうち、津波で止まっていた発電機を点検したところ、起動することができた。また、使用済み核燃料プールの温度が上昇しつつある電力を共有している5号機でも、プールを冷却するポンプが稼働した。 保安院は「原子炉建屋に外部電源が入れば、多くの機器が動く。地震などの影響で動かないものも多いだろうが、うまく電源をつなげて作業を行いたい

  • 計画停電:小金井市システムダウン 別グループなのに - 毎日jp(毎日新聞)

  • 東日本大震災:専門家「非常に深刻」…福島3号機爆発恐れ - 毎日jp(毎日新聞)

    東日大震災に被災した東京電力福島第1原発(福島県)で、1号機に続いて3号機でも炉心溶融が発生した。さらに大量の水素が発生し、1号機のように原子炉建屋(たてや)が爆発する恐れが高まった。国の耐震基準をクリアし、「世界一安全」と関係者が胸を張った原発だが、相次ぐ重大トラブルに、菅直人首相も「憂慮すべき状態が続く」と述べた。前代未聞の状況をどう脱却するのか解決の糸口は見えない。【永山悦子、西川拓】 ◇燃料棒、2メートル露出 原発の燃料棒が溶ける「炉心溶融」は、スリーマイル島原発事故(79年、米国)、チェルノブイリ原発爆発事故(86年、旧ソ連)でしか起きていない。それが日で相次いで発生したことになる。原子炉の燃料棒は通常、水中にあり、核分裂による熱が除かれる。だが、今回は原発の電源が落ちて水の循環が止まり、冷却できなくなった。その結果、水が沸騰して水位が低下、燃料棒が水面から露出した。 東京電

  • 東日本大震災:福島第1原発事故 小森・東電常務、県内で初の謝罪 /福島 - 毎日jp(毎日新聞)

    ◇「安全確保に全力」 東京電力の小森明生常務は18日夜、県災害対策部がある福島市の県自治会館で会見し、東日大震災による福島第1原発の一連の事故について「このような事態に至ったことは痛恨の極み。安全確保に向けてあらゆる手だてを尽くす」と謝罪した。東電幹部が県内で会見を開いたのは地震後初めて。 小森氏は原発事業の見通しについて「幹部で議論していないが、見直す必要があるか検討する」とし、廃炉の可能性について「それも含めて考える」と語った。原発周辺住民への補償は「国と相談して考えていく」と述べるにとどまった。 小森氏は昨年6月まで福島第1原発の所長。被災者について問われると、涙声で「私も住民でした。その方たちの顔を思い出すと当に申し訳なく、会社としてできることをしていくとしか申し上げられない」と言葉を詰まらせた。会見は約45分。嗚咽(おえつ)しながら会場を後にした。【関雄輔】 =======

  • 東日本大震災:福島第1原発事故 米軍無人機の映像、日本政府が公開に慎重 - 毎日jp(毎日新聞)

    政府が、米空軍無人偵察機「グローバルホーク」が撮影した福島第1原発上空の映像の提供を受けながら、公開に慎重姿勢を見せていることが関係者の証言で分かった。米軍側は「あくまで日側の判断」とし、提供した映像の公開を承認している。 無人機が搭載する高性能のカメラは「車のナンバーが読み取れるほど鮮明」(米空軍)で、映像は原発施設の内部状況をほぼリアルタイムでとらえており、専門家の分析にも役立つ可能性が高いという。 米空軍は日政府からの要請を受け、グアムのアンダーセン空軍基地に配備されている最新鋭のグローバルホーク(翼幅約40メートル、全長15メートル)を震災の翌12日から、被災地周辺に飛行させている。多量の放射性物質が検知されている福島第1原発上空では自衛隊機の飛行が困難なため、グローバルホークが24時間態勢で撮影。衛星通信を介して映像を米カリフォルニア州の米空軍基地に送信し、日政府側にも

  • 福島第1原発:「冷却」「電源復旧」懸命に…事故1週間 - 毎日jp(毎日新聞)

    東日大震災の発生から18日で1週間。東京電力福島第1原子力発電所では炉心過熱と燃料棒の一部溶融、原子炉建屋(たてや)の爆発、高レベル放射性物質の放出、使用済み核燃料プールの沸騰などが同時多発的に発生。「世界一安全」をうたう日の原発のもろさが露呈した。現場では、重要施設の冷却作業と命綱の電源復活に向けて、作業員らが高い放射線量にさらされながら緊迫した作業を続けている。【西川拓】 ◇津波で電源喪失 11日午後2時46分、三陸沖で発生したマグニチュード(M)9.0の巨大地震が福島第1原発を襲った。地元の福島県大熊町は震度6弱。6基の原子炉のうち、運転中だった1~3号機は直ちに自動停止した。 関係者がほっとしたのもつかの間、非常用発電機が使えないことが分かった(現在1基は稼働中)。発電機の過熱を防ぐ冷却ポンプが津波で使用不能になったためだ。 原発は一つのトラブルがあっても、別の仕組みで補い、高

  • 記者の目:福島第1原発の放射性物質漏出=斗ケ沢秀俊 - 毎日jp(毎日新聞)

    16日、ラジオ福島の電話インタビューに応じた。福島支局長と東京社科学環境部長を務めた縁で依頼された。私は「皆さんが今受けている放射線量は健康に全く影響しません。安心してください」と断言した。「安心しました」というメールやファクスがたくさん寄せられ、ラジオ福島は何回も再放送したという。人々が放射線の影響をどれほど心配しているのか、改めて痛感した。原子力開発史上前例のない重大な事態であることは言うまでもないが、東京を「脱出」する人もいると聞くにつけ、私たちに必要なことは事態を冷静に見守ることだと思う。 ◇特殊な数値で不安高まる  不安が高まったのは15日午前、枝野幸男官房長官が「東京電力福島第1原発3号機周辺で、1時間当たり400ミリシーベルトの放射線量が測定された。これは健康に影響を及ぼす可能性がある数値」と発表した時からだ。この放射線量だと、1時間そこにいた場合、白血球の一時的減少などの

  • 東電:ガスタービン発電所を新設 藤本副社長が方針 - 毎日jp(毎日新聞)

    東京電力の藤孝副社長は17日の会見で、「夏場に冷房需要が出てくるため、(発電所を)できるだけ早く立ち上げる」と述べ、夏の電力需要ピーク時に備え、発電所を新設する方針を明らかにした。 東電幹部によると、新設を検討しているのは出力30万キロワット級のガスタービン発電所。運転停止から始動までの時間が短いため、電力需要が多いときの発電手段として主に使われている。▽工期が数カ月と短い▽小規模なため、大型の火力発電所よりも立地場所を探しやすい▽原油より需給の逼迫(ひっぱく)しにくい液化天然ガスが燃料--などの利点があることから、東電は「今から準備しても、夏までに発電を開始できる可能性がある」と判断した。 東電管内の夏の電力需要は最大6400万キロワットに上る可能性がある。しかし、東日大震災で福島第1・第2原発の運転再開が絶望的となり、このままだと供給能力は4800万キロワット規模にとどまる見通し。

  • 東日本大震災:3号機燃料プール沸騰 福島第1原発 - 毎日jp(毎日新聞)

    東京電力福島第1原発3号機で16日に確認された大規模な白煙について、経済産業省原子力安全・保安院と東電は同日、3号機の使用済み核燃料プールの水が沸騰し、放射性物質を含んだ水蒸気が立ち上っていることが原因との見方を明らかにした。保安院によると、4号機でも核燃料プールが沸騰しているとみられる。3号機は原子炉格納容器の損傷が懸念されていたが、核燃料プールへの対応が急務となった。【山田大輔、酒造唯、河内敏康、関東晋慈】 蒸発によって核燃料プールの水位が低下すれば、露出した燃料が過熱して損傷、大量の放射性物質が外気に漏れ出す危険性がある。水がなくなれば、安全に貯蔵されている燃料が溶融する危険性も高まる。保安院は同日夜の会見で「数日で困った事態になる。プールに注水して冷やすのが最優先事項だ」と危機感を示した。 東電によると、手配している消防用ポンプ車はすべて1~3号機の原子炉への注水に使っており、核燃

  • 東日本大震災:窓閉め換気最小限に 被ばくQ&A - 毎日jp(毎日新聞)

    原発事故による住民被ばくが現実のものになった。被ばくを最小限に抑える方法をまとめた。【根毅】 Q だれが被ばくした可能性がある? A 原発から出た放射性物質は目に見えない微粒子です。風で広がる可能性があります。気になる人は、外出後に顔や手、髪など露出している部分を洗い流してください。 Q 被ばくしたかどうか確実に知りたい場合は? A 原発がある自治体や大きな病院には「ガイガーカウンター」という装置があり、体に放射性物質が付着していないか調べられます。今のところ、福島第1原発周辺の住民は避難したりしているので、強く汚染していることは考えにくいです。 Q 避難指示を受けたり、被ばくする可能性が高い状況になったら? A 屋内退避指示が出たら、窓をしっかり閉め、エアコンや換気扇を使わないようにして、換気を最小限にします。外出する場合は、マスクやぬれタオルなどで口・鼻を覆えば、放射性物質を体内に取

  • 選挙:知事選 主な5候補者アンケート/1 /東京 - 毎日jp(毎日新聞)

    都知事選の候補者たちは都政の課題にどう取り組み、どんな未来を描くのか。焦点の5候補に考えを尋ねた。 (届け出順) ◆最大の争点 今回の都知事選では何が最大の争点だと考えますか ◇渡辺美樹氏 災害対策論議をする上でも、多選(4選)阻止と世代交代。緊急事態で1300万都民の安心安全の陣頭指揮をとり、24時間都民の幸せのために汗を流し続けるためには気力・体力そして経営力が必要。一切のしがらみのない決断と実行力も併せて求められている ◇石原慎太郎氏 まさに国難と呼ぶべきこの事態に、いかにして日の心臓部・頭脳部である首都東京としての備えを強化して「都民の生命・財産」を守るか、そして今回の大震災の復旧・復興活動を東京の力で支えるか ◇ドクター・中松氏 防災都市を作ることが出来る知識と経験を持つプロであるかどうか。漫画・アニメ著作等表現を自由にするかどうか。外国から尊敬されている人が東京の顔になるかど

    memigu
    memigu 2011/04/01
  • 東日本大震災:容疑者十数人釈放 福島地検いわき支部 - 毎日jp(毎日新聞)

    東日大震災の発生後、福島地検いわき支部が逮捕・送検されていた容疑者十数人を釈放していたことが28日分かった。地検は「起訴に必要な捜査が困難だと判断した」などと説明するが、警察関係者からは治安維持の観点から疑問視する声が上がっている。 小池隆・福島地検次席検事らによると、11日の震災発生後、いわき支部管内の警察署に勾留されていた起訴前の容疑者十数人を処分保留のまま釈放した。同支部は、震災で警察官が足りなくなり参考人聴取など容疑の裏付け捜査が困難になるうえ、容疑者への事の提供も十分できなくなると判断したという。 小池次席は「市民に不安を与えたくない」と罪名や人数を明らかにせず「治安に影響がないよう考慮した」と説明。検察幹部は「釈放したのは窃盗などの微罪で、重要事件の容疑者はいない」としている。これに対し、警察関係者は「中には強制わいせつ事件の容疑者や住所不定者もおり、治安上問題がある」と指

  • 東日本大震災:福島第1原発事故 東電・清水社長、辞任へ - 毎日jp(毎日新聞)

    東日大震災:来年度予算の執行、一部留保…復興財源確保 (2時33分) 東日大震災:子牛2頭が「避難」 山梨のNPOに買われ (0時23分) 東日大震災:千葉で被災の一家 広島で新生活踏み出す (0時20分) 東日大震災:地方金融支援に全力…政府、業界 (22時34分) NKSJ:地震保険への影響「短期的」…佐藤社長 (21時57分) みずほFG:入社式を中止 システム障害や震災で自粛 (21時08分) 入社式:中止相次ぐ…会場変更や簡素化も 震災で自粛 (21時06分) 東日大震災:通信回線9割復旧 4月末に一部除き完了へ (21時00分) 東日大震災:日赤への義援金594億円…配分には時間 (20時33分) 東日大震災:宮城の小型漁船被害1022億円 (20時29分) 福島第1原発:「1~4号機は廃炉」東電会長、会見で謝罪 (20時17分) 福島第1原

  • 東日本大震災:水にぬれた携帯電話の対処法 - 毎日jp(毎日新聞)

    東日大震災で、携帯電話がぬれたり、壊れてしまった場合、どうすればいいのだろうか。携帯各社からの注意や、関連サービスを紹介する。 ◇電源すぐに入れないで--ぬれた場合の対処法 携帯電話が水にぬれてしまった場合、どうすればよいだろうか。NTTドコモは(1)ぬれたまま電源を入れない(2)すぐに電池パックを取り出す--の2点に気をつけて修理などに出してほしいという。 乾かせば使えるのか。ドコモによると、体をドライヤーなどで乾かすと、熱すぎてさらに故障することがあるため、薦められないという。また、乾いたように見えても、内部で腐が進み、突然電源が入らなくなることもある。電源が入ったら、必要な電話帳のデータなどを保存しておいた方がよさそうだ。 内部がぬれているかどうかは、同社の携帯電話の場合、電池パックをはずした内側と電池パックに張ってある「水ぬれ反応シール」=参考URL(下記)で確認できる。シー

  • 福島第1原発:沸騰水型の構造裏目に - 毎日jp(毎日新聞)

    東日大震災で被災した東京電力福島第1原発の原子炉は、「沸騰水型軽水炉(BWR)」と呼ばれる。国内の商用炉の6割を占めるが、今回の事故によって起きた大量の放射性物質の放出や汚染水の問題は、この構造が裏目に出た可能性がある。核燃料が過熱によって損傷し、核燃料を厳重に閉じ込めるはずの「原子炉圧力容器」の底部から外部に漏れ出していると関係者は見ている。【日野行介、須田桃子、下桐実雅子、江口一、関東晋慈】 ◇燃料、溶接部から漏出か 二ノ方寿(ひさし)・東京工業大教授(炉心安全性)によると、福島第1の原子炉は、水滴を含んだ蒸気を乾かす装置が圧力容器(高さ約22メートル)の上部にあるため、燃料棒の核分裂反応を止める制御棒は容器の底から通す構造になっている。圧力容器は厚さ約16センチの鋼鉄でできているが、底部には制御棒や中性子計測管を貫通させる100以上の配管がある。 一方、商用原子炉のもう一つの型「

  • 東京電力:清水正孝社長が一時体調崩す 過労が原因で - 毎日jp(毎日新聞)

    東京電力の清水正孝社長が福島原発第1原発事故発生後の今月16日から数日、体調を崩していたことが27日、明らかになった。事故や計画停電の対応を巡る過労が原因という。現在は回復して職務に復帰しており、東電は「対策部は離れたが、店内で情報収集し、指示を出していた」(広報部)と説明している。 東電は地震発生の11日に清水氏をトップとする対策部を設置。15日には菅直人首相を部長とする政府と東電の統合対策部が設置され、清水氏は海江田万里経済産業相とともに副部長に就き、「2人で同時に情報を受けて一体となって対応する」(枝野幸男官房長官)ことになっていた。清水氏は地震発生以降、ほぼ不眠不休で対応に追われ、体調を崩したという。入院はせずに東電店で医師の治療を受けていた。【三沢耕平、山明彦】