日銀のイールドカーブ・コントロール(YCC)政策の軋みが顕在化している。写真は2016年9月、都内の日銀本店で撮影(2022年 ロイター/Toru Hanai) [東京 15日 ロイター] - 日銀のイールドカーブ・コントロール(YCC)政策の軋みが顕在化している。市場から大量に買い入れた一部の国債で流動性が低下、日銀は「減額措置」という異例の対応で、市場に再び国債を供給している。市場は需給改善につながると好感しているが、返却されるはずの国債を市場に残す形で金利維持と流動性確保の両立に取り組む状況は、政策の限界的症状を示すとの指摘も多い。