「ゲームは芸術か? 芸術にになり得るのか?」というのは,昔から欧米ゲーム業界で交わされて来た議論だ。芸術をどのように定義するのかで,結論は大きく変わってくるのだが,こうした議論に最近は有名小説家や映画評論家,さらには映画監督などが加わり,また耳にするようになってきた。もちろん,即座に結論の出るような話ではないが,欧米ゲーム業界の雰囲気の一端を知るものとして紹介したい。 「ヘルレイザーの巨匠がゲーム業界に参加!」と,話題になった「Clive Barker's Undying」。しかし,商業的に成功したとはいえず,リベンジとばかりにバーカー氏は2007年,Codemastersから「Clive Barker's Jericho」をリリースした。もっとも,残念ながらこちらの評価もあまり芳しくなかった 欧米ゲーム業界で時々聞かれるのが,「ゲームは芸術なのか? そうでないとしたら,芸術になり得るのか