フランスの調査会社Yole Developpement社の予測によると,2009年に新たに設置される世界の太陽光発電システムの発電量(以下「設置量」)は,対前年比3.7%増の約5GWに達する(図1)。世界全体で消費が落ち込む中,太陽光発電システムはわずかながらも成長する見通しだ。2010年以降は成長率が10%超に拡大し,2013年には20GWに達する。4年間で4倍になる。 結晶シリコン型が約70%で推移 設置量のタイプ別内訳を見ると,結晶シリコン型が2013年まで主流であることに変わりはない(図2)。2008年の77.5%から低下するものの2013年でも69.4%を結晶シリコン型が占める。 2008年に結晶シリコン型に次いで多いのはCdTe(カドミウム・テルル)型だ。CdTe型は,コストが安いことで需要が増加している。CdTe型で生産量トップの米First Solar社の発表によると,Cd
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