大規模分散データ処理技術など、クラウド・コンピューティングを支える技術の開発力を競う「クラウドコンピューティングコンペティション」が2009年6月に開催される。同イベントの実行委員を務める東京工業大学大学院准教授の首藤一幸氏は、「クラウド・コンピューティングを支える技術は作れるんだ、という思いを日本の技術者に持ってもらいたい」と語る。(聞き手は中田 敦=日経コンピュータ編集) 6月の「Interop Tokyo 2009」で開催される「クラウドコンピューティングコンペティション」は、どのようなイベントですか? クラウド・コンピューティングは、クラスタ技術やP2P(ピア・ツー・ピア)技術、分散ストレージ技術などの集大成であるといえます。このような技術をただ使うだけでなく、特に若い技術者に「自分にも作れるのだ」と思ってもらうイベントとして、技術開発力を競うコンペを企画しました。 コンペと言って
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