[東京 4日 ロイター] ロイターが高齢者に限定して実施した個人投資家特別調査で、シニア個人投資家は金融商品に対し、元本保証よりも高い利回りや値上がりを求めていることがわかった。外貨建て資産志向も根強く、リスクを意識しつつもリターンを重視するシニア投資家の実態が浮かぶ。 最も幸せを感じるのはいつかとの質問には「家族とのだんらん」や「旅行」のほか「保有株の上昇」に多くの回答が集まった。 個人金融資産1500兆円の多くはシニア世代が保有しているとみられ、国内の超低金利に満足できないシニア投資家の多くが外貨建て資産の購入に関心を示し、その動向がマーケットで注目されるまでに存在感が大きくなっている。ロイターは、急速な高齢化の進む日本社会で増加するシニア投資家の運用スタンスや生活観などに関して緊急調査を実施した。 この調査に回答したのは、ロイターCO.JPの個人投資家向けメールマガジン購読者の中で、