気になる記事をスクラップできます。保存した記事は、マイページでスマホ、タブレットからでもご確認頂けます。※会員限定 無料会員登録 詳細 | ログイン 日本トイザらスが中国製の塩化ビニルのおもちゃ、約10万個を回収している。食品衛生法でおもちゃへの使用が禁止されている「フタル酸ジエチルヘキシル」(DEHP)が検出されたからだ。 同社が塩化ビニルのおもちゃを回収をするのは、今回が初めてではない。今年2月に2度の回収騒ぎを起こしている。3度目の今回は、対象製品やその製造工場が大幅に多く、日本トイザらスの品質管理のずさんさを露呈する形になった。 DEHPは、塩化ビニルを軟らかくする可塑剤として最も多く使われている物質だ。人体への明確な影響は確認されていないが、げっ歯類への精巣毒性があることから、口に入れる可能性がある6歳以下の子供を対象としたおもちゃと食品容器は、食品衛生法で使用が規制されている。