リュウグウノツカイ(竜宮の使い、学名:Regalecus russellii)は、アカマンボウ目リュウグウノツカイ科に属する魚類の一種。リュウグウノツカイ属における唯一の種[3]とされていたが、現在では2種が有効とされる。特徴的な外見の大型深海魚。発見されることがほとんどなく、目撃されるだけで話題になる場合が多い[4]。 たてがみのような背びれの鰭条、オール状で細長い腹びれなど際立った外観を持つ リュウグウノツカイは全身が銀白色で、薄灰色から薄青色の線条が側線の上下に互い違いに並ぶ。背びれ・胸びれ・腹びれの鰭条は鮮やかな紅色を呈し、神秘的な姿をしていることから「竜宮の使い」という和名で呼ばれる[5]。全長は3 mほどであることが多いが、最大では8mに達した個体が報告されており[1]、現生する硬骨魚類の中では現在のところ世界最長の種である[3]。 体は左右から押しつぶされたように平たく側扁し
