FOSS Patentsのフローリアン・ミューラー(Florian Mueller)氏といえば、知財分野が専門のコンサルタントとして活動する人物で、すでに本サイトの読者諸兄にはお馴染みの名前かも知れない。そのミューラー氏が、韓国の裁判所で現地時間24日に出されたアップル対サムスンの特許訴訟に関する判決について、「ならず者国家」("Rogue State")という強い言葉を使って非難している。 (このミューラー氏、よくも悪くも話題に事かかない人物ーーAndroid支持派からは問題視されている部分もある人物にも思える。その点が気になる方はぜひ先に後半に目を通されたい)。 ミューラー氏がこの判決で問題としたのは、3G通信技術関連のいわゆる必須標準特許(FRAND特許)を使ってアップル(Apple)を訴えていたサムスン(Samsung)の主張が認められてしまった点。両社間の裁判をはじめ、各社が繰り