ベイカレント・コンサルティングが、DXのリアルとその先に迫る本シリーズ、第2弾のテーマはメタバースだ。様々な企業とのディスカションを重ねてきたベイカレントがメタバースの世界を俯瞰(ふかん)し、そのシンギュラリティー(技術的特異点)を解き明かす。 メタバースには仮想と現実の相互作用が不可欠 「メタバース」はもはやバズワードになったと言ってよいだろう。 ビジネスの世界で「メタバース」という言葉を普通に見聞きするようになった。メディアでの取り上げ方も同様で、トレンドの最先端に躍り出たかのような活況だ。 メタバースは一般に「インターネット上の3D仮想空間」などと理解されている。日本でも、メタバースを冠するサービスが数多くリリースされている。しかし、各サービスをのぞいてみると実際にはまだ活況とは言い難い状況であり、サービスを提供する側の期待が先行している感が否めない。 今、このことの是非を語っても意
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