ここ1週間ほど、JFA(日本サッカー協会)会長の小倉純二は慌ただしく動き回っている。その理由はほかでもない、7月にアルゼンチンで行われるコパ・アメリカ(南米選手権)へ出場するか否かを、数日以内に決めなければならないからだ。 小倉は4日、パラグアイ・アスンシオンでCONMEBOL(南米サッカー連盟)会長のニコラス・レオスにコパ・アメリカへの出場辞退を申し入れ、了承を受けた。だが翌日、開催国であるアルゼンチンのブエノスアイレスにて、AFA(アルゼンチンサッカー協会)会長のフリオ・グロンドーナ、グロンドーナの右腕であるCONMEBOL専務理事のエドゥアルド・デルーカらと会談し、出場の再考を求められた。 小倉はFIFA会長のジョセフ・ブラッターと電話で連絡を取り合いながら、困難な状況から抜け出そうとしている。しかし、その一方でアルゼンチンの幹部たちは状況を悪化させてばかりいる。 3月11日に