産業連関表では、タテ方向の計数の並びを「列」といいます。各列では、その部門の財・サービスの生産に当たって用いられた原材料、燃料、労働力などへの支払の内訳(費用構成)が示されており、産業連関表では、これを「投入」(input)といいます。 一方、ヨコ方向の計数の並びを「行」といいます。各行では、その部門で生産された財・サービスの販売先の内訳(販路構成)が示されており、産業連関表では、これを「産出」(output)といいます。 このため、産業連関表は、「投入産出表」(Input-Output Tables、略してI-O表)とも呼ばれています。 「産業連関表」として作成される統計表には、様々なものがありますが、その中核となるのが「取引基本表」であり、他の統計表は、取引基本表に基づいて作成されています。そのため、取引基本表を指して「産業連関表」と呼称することもあります(図1は、取引基本表の概念図を
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