小田急電鉄の旧式ロマンスカー「HiSE」と「RSE」が16日に引退した。新宿駅では引退のセレモニーが開かれ、数多くの鉄道ファンが往年の名車との別れを惜しんでいた。セレモニーが開かれるホームに入る「HiSE」=16日午後、東京都市新宿区の新宿駅(桐原正道撮影) 首都圏から観光地・箱根や富士山に近い御殿場方面への足として親しまれた小田急電鉄の特急ロマンスカーのうち、10000形(HiSE)と20000形(RSE)の2車種が、16日で運行を終えた。いずれも乗降口に階段があり、バリアフリーに適さないとして引退が決まった。 HiSEは昭和62年デビュー。先頭車両の展望席や、床が高い客席からの眺めの良さが人気を集めた。 平成3年に導入されたRSEは小田急線からJR御殿場線へ直通運転した。相互に乗り入れたJR東海の371系車両も16日が最後の運転となった。 2車種の引退で、ロマンスカーは最新型の6000