債務の前に「債権」の意味を理解しよう 債務を理解するにはまず「債権」の意味をしっかりと理解しておく必要があります。 なぜなら債務は債権があって初めて意味が生じる側面があるからです。 簡単に説明すると、債権とは特定の人に対して特定の行為もしくは給付を要求できる権利のことです。 「特定の行為や給付」には労働や金銭、物品などが含まれます。 たとえば契約に基づいたお金の貸し借りでは貸した人は相手に返済(金銭)を求める法的な権利(債権)があるので、お金を貸した人を債権者と言います。 債務整理のためにはこのくらいの理解で大丈夫ですが、債権はあくまで「契約」があることが前提で口約束では保証されないので注意が必要になります。 では「債務」とは何なのか 債権に対して「債務」とは特定の人(債権者)に対して特定の行為や給付をするべき義務があるということです。 つまり債務とは債権者の請求に応える法的な義務であると