前回お届けした「Androidが組み込みで注目される3つの理由」では、携帯電話向けのソフトウェア・プラットフォームとして提供されている「Android」が、携帯電話以外の組み込みデバイス・プラットフォームとして注目されている理由について触れた。 しかし、もともと携帯電話向けに作られたAndroidを、そのまま携帯電話以外の組み込みデバイスに適用することは難しい。さまざまな用途や周辺機器が考えられる組み込みデバイスにAndroidを適用するには、“Androidを拡張”する必要がある。 一口に「Androidの拡張」といっても、「DalvikVM」上で動作するAndroidアプリケーションだけで実現できるものではなく、Linux上の専用ドライバやライブラリ、デーモンとAndroidアプリケーションがデータをやりとりし、処理をLinuxとAndroidアプリケーションとで分担し合う必要がある。
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