Webシステムが主流となり、データベース・アプリケーションはJavaやC#といったオブジェクト指向言語で開発することが多くなった。しかし、データベース設計はオブジェクト指向モデルとうまくかみ合わず、データモデル設計に苦労するエンジニアは少なくない。本連載は、オブジェクト指向モデルとデータベースモデルのインピーダンスミスマッチに対応するテクニックを紹介する。(編集局) はじめに 本連載の第2回「O/Rマッピングで失敗しない分析・設計のポイント」では「実装フェイズにおけるデータモデルの違い」、第3回「OOAとDOAを併用した最適な分析/設計パターン」では「設計フェイズにおける設計手法の違い」により、インピーダンスミスマッチが発生すること、そしてインピーダンスミスマッチの影響を局所化する方法を解説しました。 ここで題材としていたシステムは、オブジェクト指向アプローチ(OOA)によるシステム開発に