慶応義塾は21日、平成23年に予定されていた小中一貫校の開校を延期すると発表した。 同日開かれた評議員会で決まった。広報室によると「財政状況の変化」が原因で、「できるだけ速やかに着工することを前提に検討する」と話している。 小中一貫校は、慶応義塾創立150周年記念事業の一環として計画された。男女共学で、定員は1学年120人。横浜市から売却された青葉区の土地(約5ヘクタール)に校舎や運動場が建設される予定だった。 慶応義塾には小学校としては幼稚舎、中学校としては普通部や中等部などがあるが、小中一貫校は初めてで、受験業界や親の間で話題を呼んでいた。